赴任先にペットを連れて行くことが決まったら、日本からの出国手続き、赴任国への入国手続きについて確認して、必要な準備を進めていきましょう。
動物の検疫に対する基準が、どこの国も厳しくなっているので、事前に準備を整えておかないと、思わぬ手間が発生して、想定以上に手続きに時間がかかってしまったりします。その結果、大切なペットに対しても、余計な負担がかかってしまうことにもなりかねません。しっかりと事前に確認しておきましょう。
また、出国時と同じように重要なのが帰国時の手続きです。日本は検疫手続きが世界のなかでも厳しく、マイクロチップの装着が必要など、普通に日本で飼っているうえでは意識しないようなこともあるので、要確認です。
このページでは、出国時・帰国時、それぞれで確認しておくべきこと、実行しておくべきことをまとめていますので、参考にしてください。
なお、このページでまとめている内容は、犬や猫といった一般的な愛玩動物を想定したものとなっています。は虫類などは、また手続きの手順が違ってくる可能性があるので、検疫所などに直接問い合わせるようにしてください。
目次
出国時に確認すべきこと
1:赴任国の輸入条件を確認
動物の輸入に関する条件・手続き条項は、国によって違います。アメリカなどは比較的簡単で、日本から連れていく場合には成田での輸出検疫証明書さえあればOKなのですが、輸入許可の取得や日本での飼養期間を証明出来る書類(どれぐらい飼育していたのかという証明)が必要となる国もあります。
狂犬病の予防接種、ワクチン接種の証明書が必要となるケースもあります。このあたりは、事前に在日大使館、もしくは赴任国において動物検疫を担当する当局に確認することをお勧めします。どこに問い合わせていいのか分からない時には、とりあえず大使館に聞けばいいでしょう。
※
アメリカの話も、私が聞いたのは数年前なので、今は変わっているかもしれませんので、念のため確認するようにしてください。
2:日本での輸出検疫の手順
日本からペットを持ち出す時には、出国前に動物検疫所で狂犬病に関する検査を受けて、輸出検疫証明書を交付してもらう必要があります。
動物検疫所の公式サイトでは、出国7日前までに連絡することを推奨していますが、赴任国の輸入条件によっては、検査場所が限られていたり、検査に数日を要することもあるので、赴任が決まったら、出来るだけ早く連絡を取って、指示を受けることをオススメします。
なお、オーストラリアやEUへの持ち込みだと、検疫証明書に獣医師の署名が必要となり、獣医師家畜防疫官による検査が必要なのですが、防疫官の数が限られているので、いつでも検査を受けられるわけではないので、早めの確認が必須です。
3:獣医師さんへの証明書発行依頼
国によっては、寄生虫の駆虫薬の投与や血清審査、ジステンバーなどの予防接種が義務づけられています。この場合、動物病院において必要な措置を行ったうえで、獣医師さんに証明書を発行してもらう必要があります。
4:自治体への届け出
犬を海外に持ち出す時には、海外渡航届け出、もしくは登録抹消の手続きを行うことになります。必要な手順については、自治体によって違うので、直接確認するようにしてください。
5:飛行機の取り扱い
ペットの取り扱いについては、航空会社ごとに違い、必要な手続きも変わってきますので、航空券を手配する前に確認しておくことをお勧めします。
小型犬、猫であればゲージに入れることを条件に客室に持ち込むことが出来るところもあるので、可能であれば、こういった航空会社を選択したほうが賢明です。
6:現地到着後に必要な手続きの有無
赴任国に入国後、輸入検疫などが必要な国もあります。なかには、輸出検疫所を見せればOKという国もありますが・・・
現地で慌てないように、事前に必要な手順について確認しておきましょう。これも大使館に問い合わせるのがベストです。
7:マイクロチップの装着
これは義務ではないのですが、出国前にマイクロチップを装着して、個体識別が出来る状態にしておくことをオススメします。そうではないと、日本に帰国する時に180日間係留しておかなければならなくなるためです。
日本に動物を持ち込む時には、幾つかの条件がありますが、それらを全てクリアしておけば、係留期間は12時間以内で済みます。
3ヶ月間も検疫所に預けておかなければいけないのは、ペットにとってもストレスなので、このようなことがないように、忘れずにマイクロチップを装着しておきましょう。
帰国時に確認すべきこと
1:赴任国の輸出条件の確認
日本から出国する時に輸出検疫が必要なように、海外でも動物を持ち出すために必要な条件が設定されています。これは国によって違うので、事前に確認するようにしてください。
2:日本の輸入検疫の手順
日本にペットを持ち込む時には、帰国予定日の40日前までに、到着予定空港の動物検疫所に届け出を出す必要があります。
なお、係留期間を12時間以内におさめるには、出発国において狂犬病の予防接種を2回以上受け、抗体検確認を受けた後、180日間以上経過している必要があります。
(特定の指定地域においては、出発前の検索で狂犬病にかかっていないことが証明されていれば、良しとされる場合もあります。)
指定地域は変化しているので、日本の動物検疫所で確認するようにしてください。(2014年現在、6ヶ国・地域なので、大半の国が指定地域外と考えたほうがいいです。)
3:役所への登録
再び、日本で犬を飼い始めた時には、役所への届け出が必要となります。
【急募中!】現在、500万円以上の年収を得ている人であれば、年収が上がる可能性が十分にあります
テレビのCMで見たことがあるという方が多いと思いますが、ビズリーチという転職会社が、中堅層のビジネスマンの転職支援を強化しています。
現在、転職を検討している人のなかで、500万円以上の年収を得ている人であれば、現職よりも好条件の職場を紹介してもらえる可能性が、かなり高いです。
(年収が上がることはもちろん、年収以外の待遇面・就労環境が良い、キャリアアップのチャンスが多いなど、魅力的な特徴を持つ転職先を紹介してもらえます。)
業種・職種については、ビズリーチは幅広くカバーしているので、どのような業種・職種であっても、まず対応してもらえます。
職歴や希望条件等を登録すれば、ビズリーチからコンタクトしてくれるので、興味がある人は、ぜひ登録してみてください。
なお、ビズリーチは、管理職・役員クラスの転職案件の取り扱い数が多く、このレベルでの転職支援を得意としている会社でもあるので、マネジメントレベルでの転職を検討している人も要チェックです。年収1000万越えの案件が揃っています。
海外勤務に対応出来る人材を募集する求人案件の取り扱いに慣れている転職エージェントをリストアップしています。今では、様々エージェントが駐在員の募集案件を保有していますが、そのなかでも実績豊富なエージェントを3社選んでいます。
-
年収1000万円以上のハイクラス求人に特化した転職エージェント。グローバル企業からの海外駐在案件を扱っています。海外拠点管理といった管理職レベルの求人が中心です。
-
日系グローバル企業、外資系企業専門の転職エージェント。海外勤務の求人案件を多数保有しています。特に、中国、東南アジア、北米が赴任先となる求人を得意としています。
-
日本で最大規模の求人数を誇る転職支援会社。グローバルな仕事の取り扱いに力を入れており、海外駐在案件を多数保有しています。アフリカ、中南米、ロシアなど、日本人にとって、馴染みが薄いエリアの求人も含めて、あらゆる地域における案件をカバーしています。