ポルトガルは、人口1000万、大きさは日本の4分の1という小さな国であり、日系企業の投資額は、それほど大きくはなく、現在、現地に進出している企業は70社ほどです。(ドイツやフランスといった欧州主要国だと、1000社以上になるので、かなり少ないです。)
そのため、現時点においては、ポルトガル駐在の求人案件を探し出すのは、難しいです。求人自体が殆ど発生していないからです。ゼロというわけではないのですが、チャンスは限られているのが、現状です。
ただし、これは、あくまでも『現時点』での話です。今後は、大きく変わる可能性があります。ポルトガルに注目する日系企業が昨年の秋頃から、急増しているからです。その背景にあるのは、イギリスのEU離脱、いわゆる『Brexit』です。
イギリスに工場を設置、現地で製造したものを、大陸側のEU諸国に輸出するという計画を立てていたメーカーが、イギリスのEU離脱の決定を受け、EU加盟国内で、代替となる製造立地を探すようになり、そこで、候補として挙がってきているのが、ポルトガルです。
ポルトガルはEUのなかでも、安全な国として知られているうえ、最低賃金がそれほど高くはなく、製造拠点として向いています。日本人に近い気質で、日本人と相性が良いこと(対日感情も良好)、立地が抜群であることも、日系企業が目を向ける理由の一つとなっているようです。
既に、現地に製造拠点を設けている日系メーカーのなかには、現地採用者を数百人単位で増やすなど、工場を拡充する動きを見せているところもあります。
そのため、今後は、ポルトガルに駐在する人材を募集する求人が発生する可能性は高く、現地への駐在を狙うのであれば、今のうちから、こまめに求人情報を検索することをオススメします。
数が少ないだけに『ポルトガル 駐在 求人』といった形で検索すれば、すぐに表示されるはずです。(検索結果の1ページ目に何も出てこなければ、現時点では求人はゼロと考えてください。)
また、面倒でなければ、海外勤務案件に強い転職エージェントに求職者登録(会員登録)をしておくことをオススメします。職歴やプロフィールを登録しないといけないので、登録作業に5~10分ほどかかりますが、一度登録しておけば、新規求人が発生するたび、メールで通知してもらえます。
自分で探す手間が省けて便利ですし、求人に気付かずにスルーしてしまったというミスを防ぐことも出来ます。ポルトガル駐在の求人というのは、そうはいっても、数が少ない貴重な案件になってくるので、一つでも見過ごすのは、かなりのダメージです。
そこを防げるというのは、大きなメリットなので、今のうちに登録しておくことをオススメします。転職エージェントというのは、数多く存在するのですが、そのなかでも、下記の3社は海外勤務案件の取り扱い件数が段違いなので、とりあえず、この3社を押さえておけば大丈夫です。
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これらのエージェントは、様々な求人をカバーしているので、海外勤務関連の求人に関しても、多種多彩な案件を確保しています。ポルトガル以外の国における案件にも興味があるということであれば、ぜひ聞いてみてください。
ポルトガル駐在の求人に関して、予想される傾向
これは、あくまでも予測の話となってしまうのですが、上記のような理由から、ポルトガルに進出する日系企業というのは、製造業が中心になる可能性が高いです。
既に、現地に進出している企業についても、大半がメーカーであり、特に自動車関連企業が多くなっています。化学、食品、一般消費財といったメーカーも、比較的に多く、また、メーカー以外では総合商社ということになります。
(丸紅はポルトガル第2位となる発電量を有するうえ、上下水道サービス事業やガス配給事業にも参入するなど、同国における主要インフラ事業者となっています。)
そのため、駐在員を募集する求人が発生した時には、開発設計、製造技術、生産管理・品質管理など、技術職の求人が中心となる可能性が高いです。特に、上記で挙げた業種での就労経験がある人が、募集されることになるのではと思います。
また、技術職以外では、海外営業、海外事業管理、グローバル経理といったところが、主な募集職種になってくると思われます。
あくまでも、予想でしかないのですが、一つの目安として、参考にして頂ければと思います。上記で挙げたような転職エージェントに問い合わせれば、転職市場の動向については、より詳しいことを教えてもらえるはずなので、興味がある人は、問い合わせてみてください。
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