アメリカというのは、日本企業にとっては、最も重要なマーケットの一つです。東南アジアや中国市場の台頭が著しい状況ですが、それでもアメリカの重要性は変わりません。アメリカ駐在員の数も依然として多く、求人案件も常時発生しています。
そのため、海外勤務案件の取り扱いに力を入れている転職エージェントに問い合わせれば、幾らでも、駐在員募集案件が出てきます。
自分の経歴・職歴と希望業種・職種、転職先に対する要望等を伝えれば、そこに合った最適な会社を提示してくれます。このあたりの条件設定が細かければ細かいほど、より納得出来る企業がみつかりやすいので、事前に明確にしておくことが重要です。
中途採用におけるアメリカ駐在員候補募集案件の傾向としては、業種としては製造業が圧倒的に多く、次いで運輸・物流会社、商社といったところが続きます。(銀行、コンサルティング会社、外食企業など、業種の幅は広いです。)
即戦力となる人材を募集している企業ばかりなので、異業種への転職というのは難しいと考えたほうがいです。ただし、マネジメントレベルであれば話は別です。特に、駐在員として現地法人の管理業務経験がある人材であれば、異業種からでの転職でも歓迎される可能性が大です。
おおむね、こういった状況ですが、詳細については転職エージェントに確認するようにしてください。
アメリカ駐在員の募集案件を取り扱っている転職エージェント
下記のエージェントであれば、アメリカ勤務案件を得意としているので、相談先としてオススメです。是非一度コンタクトをとって、話を聞いてみてください。
ビズリーチ
ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。
年収1000万円以上のハイクラス求人専門の転職エージェント。管理職、及び、専門性の高いプロフェッショナル職の求人案件を多数保有しています。海外勤務案件にも力を入れており、アメリカ駐在員を募集する求人案件の取り扱い数も多くなっています。
現地法人の統括責任者、現地営業チームのマネージャーといったマネジメントレベルの求人が中心となります。
また、海外事業開発コンサルタント、財務コンサルタント、M&Aコンサルタントといったコンサルティング系の職種においても、アメリカ駐在員候補を募集する求人が発生しています。
即戦力となる人材を募集する求人ばかりなので、転職者に対する要求度(実務経験、スキル、専門知識、語学力、リーダーシップ、マネジメントスキル等)は、かなり高くなりますが、年収1000~2000万レベルの求人ばかりなので、自信がある人はチャレンジしてみてください。
リクルートエージェント
求人案件の保有数が日本で最も多い国内最大手転職エージェント。海外勤務案件の取り扱いに力を入れており、現地駐在員の募集案件を多数保有しています。
アメリカ駐在員候補を募集する案件についても多数扱っています。ロサンゼルス、サンディエゴといった西海岸エリアからニューヨーク・ワシントンといった東海岸エリアまで、駐在先はアメリカ全土に渡っています。
募集がかかっている主な業種は製造業(機械、自動車、素材・部品、化学等)、商社です。職種としては営業系の職種がダントツで多くなっており、次に経営管理、事業企画、財務経理といった管理部門の職種となります。
商社からの求人だと、営業職に加えて、現地での新規事業立ち上げフォロー、M&Aアドバイス、財務支援といったファイナンス系の職種でも求人が発生しています。
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
JACリクルートメント
日系グローバル企業、外資企業の求人案件の取り扱いに特化しているエージェント。日系企業からの現地駐在員の募集案件を扱っています。赴任先別でみると、アジア地域の割合が高いのですが、北米・中南米地域の案件も常時出ています。
アメリカ勤務の求人だと、製造企業(自動車・輸送機器、電機、機械、消費財、精密機器)からの営業マン募集案件が最も多くなりますが、商社、メガバンク、会計事務所、IT企業、コンサルティング会社、ゼネコン、外食企業、物流企業などからの求人も押さえています。
募集職種に関しても、経理財務、人事、経営企画、セールスエンジニア、設計開発エンジニア、フィールドエンジニア、リスク管理、トレーディング、コンサルタント、プロジェクトマネージャーなど、多岐に渡るので、要チェックです。
該当業務に関する実務経験を必須とされる求人ばかりであり、最低でも2~3年程度の経験が必要と考えてください。海外経験については不問としている求人が大半ですが、もちろん海外勤務経験者(アメリカ駐在経験者)は高く評価され、優遇されることになります。
コトラ
金融業界、コンサルティング業界に特化している転職エージェント。
アメリカに子会社を設立している日系メーカーから、経理・財務関係職での現地駐在員の募集案件が出ています。また、これはビズリーチと被りますが、ファイナンス関係のコンサルタントの求人案件が出ています。
エリートネットワーク
20代、30代前半の若手ビジネスマン向けの転職支援を得意としている人材紹介会社。将来的に中核社員として活躍出来るような能力の高い人材を募集する企業からの求人案件を優先的に取り扱っています。
アメリカ駐在員の募集案件も出ています。営業、もしくは経営管理職の求人が中心ですが、営業職でも現地チームのマネジメントや新規事業の立ち上げを担当するなど、管理能力が求められる案件ばかりとなっています。
【急募中!】現在、500万円以上の年収を得ている人であれば、年収が上がる可能性が十分にあります
テレビのCMで見たことがあるという方が多いと思いますが、ビズリーチという転職会社が、中堅層のビジネスマンの転職支援を強化しています。
現在、転職を検討している人のなかで、500万円以上の年収を得ている人であれば、現職よりも好条件の職場を紹介してもらえる可能性が、かなり高いです。
(年収が上がることはもちろん、年収以外の待遇面・就労環境が良い、キャリアアップのチャンスが多いなど、魅力的な特徴を持つ転職先を紹介してもらえます。)
業種・職種については、ビズリーチは幅広くカバーしているので、どのような業種・職種であっても、まず対応してもらえます。
職歴や希望条件等を登録すれば、ビズリーチからコンタクトしてくれるので、興味がある人は、ぜひ登録してみてください。
なお、ビズリーチは、管理職・役員クラスの転職案件の取り扱い数が多く、このレベルでの転職支援を得意としている会社でもあるので、マネジメントレベルでの転職を検討している人も要チェックです。年収1000万越えの案件が揃っています。
海外勤務に対応出来る人材を募集する求人案件の取り扱いに慣れている転職エージェントをリストアップしています。今では、様々エージェントが駐在員の募集案件を保有していますが、そのなかでも実績豊富なエージェントを3社選んでいます。
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年収1000万円以上のハイクラス求人に特化した転職エージェント。グローバル企業からの海外駐在案件を扱っています。海外拠点管理といった管理職レベルの求人が中心です。
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日系グローバル企業、外資系企業専門の転職エージェント。海外勤務の求人案件を多数保有しています。特に、中国、東南アジア、北米が赴任先となる求人を得意としています。
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日本で最大規模の求人数を誇る転職支援会社。グローバルな仕事の取り扱いに力を入れており、海外駐在案件を多数保有しています。アフリカ、中南米、ロシアなど、日本人にとって、馴染みが薄いエリアの求人も含めて、あらゆる地域における案件をカバーしています。