アンゴラは、2000年代に入ってから、急激に経済成長を遂げている国ですが、日本経済との結びつきは、まだまだ弱く、現地に進出している日系企業は数えるほどですし、アンゴラに在留する邦人は50名に達するかどうかです。
中国、インド、ベトナム、韓国などとは、桁が一つ、二つ違う数となっており、他のアジア諸国と比較しても、日本は遅れています。
こういった状況なので、当然、アンゴラに関連する求人というのは、殆どなく、まして、アンゴラへの駐在を前提とした求人というのは、そもそも存在しないといった状況でした。
ただし、ここ1~2年で、僅かではありますが、変化が起きており、チラホラ、アンゴラ駐在の求人が見かけるようになっています。
たとえば、つい最近では、派遣会社から、総合商社における海外営業職の求人が出ました。(企業名は表向き、伏せられていますが、恐らく、丸紅商事です。)
3ヶ月ほど、派遣社員として働いた後、本人の合意があれば、正社員として採用するという、いわゆる紹介予定派遣です。アンゴラ駐在という、かなり特殊な環境での仕事なので、試用期間ということで、こういった契約形態になっているのでしょう。
アフリカや中東など、日本とは、大きく違う文化・風土を持つ国への駐在案件だと、最近、主流の雇用形態です。(これは、企業側だけでなく、働く人にとっても、自分が続けていける仕事なのかどうか、試せるというメリットがあります。)
また、これは少し前の事例となりますが、運輸会社から、物流管理スタッフを募集する求人が、出ていたこともあります。
元々、アフリカは天然資源に恵まれている地域ですが、そのなかでも、アンゴラは石油、ダイヤモンドの一大産地となっており、特に、石油はナイジェリアと並んで、アフリカ最大の産出量を誇っています。
農業、漁業も盛んで、こういった資源を輸出して獲得した外貨を、国内に投資することで、冒頭でも触れたように、経済成長を続けています。つまり、アンゴラは、エネルギーの供給源だけでなく、潜在的な市場としての魅力もあるということです。
そのため、様々な国の企業が、アンゴラへの投資を加速させているのですが、遅ればせながら、日系企業も、投資額を増やしてきたということです。
従って、今後は、アンゴラ駐在という求人が増える可能性があります。恐らく、ここしばらくは、増加ペースは緩やかで、チャンスは限られたものになるかと思いますが、それでも、これまでと比較したら、状況は改善するはずです。
アンゴラで仕事をしたいと考えているのであれば、地道に、求人情報をチェックしてみてください。
アンゴラ駐在の求人情報を扱っている可能性がある転職会社
現在は、ちょっとした転職ブームで、様々な転職会社が支援サービスを展開していますが、海外赴任というのは、ハードルが高いものであり、この手の求人を扱っている転職会社は、一部に限られます。
まして、アンゴラ駐在となると、求人情報を持っている転職会社というのは、殆どないのですが、そのなかで、下記の3社であれば、チャンスがあります。
いずれの転職会社も、海外勤務案件の取り扱いに力を入れており、対象エリアは全世界となっているので、アフリカに関連する求人情報も、常時、確保しています。アンゴラ関連の求人の取り扱い実績もあるので、情報源としては、最適です。
また、この3社であれば、レアな案件も含めて、多数の海外勤務案件を扱っているので、アンゴラ以外の国を対象とした駐在員募集案件を紹介してもらうことも可能です。興味があるようでしたら、あわせて、聞いてみてください。
(アンゴラの求人というのは、本当に少ないので、仕事を探すという意味では、ここにこだわらず、色々な求人を見比べてみたほうが、いいかなとは思います。)
アンゴラ駐在に関するプチ情報
最後に、アンゴラの生活環境に関して、補足的にまとめておきますが、実は、アンゴラは非常に物価が高い国です。
マーサーという人事コンサルティング会社が、外国人駐在員の生活費を国別にまとめたランキングを、毎年発表しているのですが、2018年のデータでは、アンゴラの首都ルアンダが、6位となっています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-26/PAXBCJ6S972D01
ちなみに、1位が香港、2位が東京です。幾ら、アンゴラが高いといっても、東京はもっと上という話ですが、ルアンダだと、日本の地方に住むよりも、間違いなく、お金がかかります。
駐在員となれば、生活費のサポートも受けられるので、負担は抑えられますが、ちょっと贅沢をしたり、遊びに行こうとしたりすれば、お金が吹っ飛ぶので、ここは注意したほうがいいです。
また、アンゴラでは、急速に拡大する電力需要に供給が追いつかず、都市部を中心に停電が頻発しているので、まだまだ、生活は不便です。
その反面、携帯電話は普及しており、都市部であれば、普通につながりますし、携帯を利用して、インターネットにアクセスすることも出来ます。
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